南野トマトの日常ブログ

もうそうしてみる。

      2014/11/10

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土曜日。一週間よく働いたなーなんて思いながら、いつものカフェで本を読む。
少し落ち着いた雰囲気のそのカフェは平均年齢30歳前後のお客さんで溢れている。

私のように本を読んでいる人。ガールズトークを楽しむ人。パソコンのキーボードーを力強く叩きながら仕事をする人。

そんな人たちを見ながら私はホットコーヒーを啜った。

コーヒーの香りが私の鼻の中を突き抜ける。

持っていた本に視線を戻したけど、周りの人の雑音が気になって本に集中できない。
ああ、私の集中力なんて無いに等しい。

自分のアホな頭にいつも悩まされる。もっと頭が良かったらいいのに。小さくため息を吐くと本を閉じた。

「本、読まないの?」

そう声が聞こえて顔を上げると、目の前に素敵な笑顔をした男性が私に向かって微笑んでいた。
目鼻立ちが整っていてハーフっぽい顔立ちだ。

「え、えっと…」

こんなかっこいい人が私に話しかけてくれるなんて…。

もしかしてこれは運命の出会いかもしれない。

彼の整った顔から目が離せない。私の顔が一気に赤くなった。

つまらない日常から、目の前にいる素敵な男性が私を救い出してくれるのかもしれない。
期待で胸が膨らんだ。

あなたは誰ですか?そう言いかけたときに、彼は言った。

「本読まないなら、席譲ってもらってもいいかな? 満席なんだよね」

は…い…?
えーっと。今、なんて言ったのでしょうか。

彼の言葉に驚いて、ポカン顔で彼を見た。

ううん。もしかして聞き間違えかもしれない。こんな素敵な(顔の)人が、席をどけなんて言うはずがない。
気を取り直して話しかけようとした瞬間、素敵な笑顔の男性の後ろから甲高い声が聞こえて来た。

「ちょっとー。席取れたのー?」

ものすごい美人が彼に話しかけているのだ。

なんだこいつら?カップルか( ゚д゚)

「ごめんごめん。今、席移動してもらうからさー」

目の前でいちゃつきながら、私にどけよと合図する彼。
一瞬でも素敵な出会いかも、と思った自分を呪い殺してやりたくなった。

なんだこの最低男!!!

「すいません。どうぞ」

大人の私はにっこりと笑って席を譲ってあげた。
出口に向かってカツカツと歩く。

「ちくしょー。さっさとどけよな。あの女」

背中の方からそんな声が聞こえて来る。私は大人だからこんな事では怒らないのよ。
そう思いながら、なぜか自分がすごく惨めで涙が出そうになってしまった。
そんな休日の出来事。

**************

とある休日、カフェでいちゃついている美男美女カップルを見ていたら、こんな妄想をしてしまったので、なんとなくブログにUPしてみた。

ええ。
暇人ですが、何か?(´ρ`)

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