コンプレックスの解消法

こんばんは。南野トマトです。

友達とコンプレックスについて話していて、私の中で思うことがあったのでブログに書いてみることにします。

コンプレックス

みなさんはコンプレックスとかありますか？

私は昔はコンプレックスの塊でした。なんで私はこんな生き方をしているのだろう。なんで私は普通の人より落ちこぼれているのだろう。なんで私は普通に生きていけないのだろう…。

中学卒業してすぐに働いていた私は、高校生というレッテルがすごく羨ましかった。みんな同じ制服を着て恋愛して部活して勉強して。。。

ただただ普通の生活が羨ましかったのです。

そんなコンプレックスだらけの思春期を迎えた私は、やっぱり高校に行きたくて、2年遅れてバイトしながら通信制高校へ入学しました。通信高校では同じように全日制の高校に行ってない人ばかり。学校を退学になった子、ひきこもりになった子、 会社を退職したけどやっぱり高校卒業の資格が欲しくて60歳で高校生の方もいました。

通信高校で一緒に過ごした友達は同じような悩みを抱えていて、話していると「私だけじゃないんだ…」って思うことが出来ました。すごく居心地が良いのです。

だけど、それだけで私の劣等感は消えません。周りに同じ人がいて気持ちは楽になるのですが、根本的な部分は解消されないのです。

私は自分のコンプレックスを解消するために大学進学を決意しました。

家が裕福ではなかったため親からの援助はほとんどありませんでしたが、大学に行きながらバイトをして学費や下宿代を稼いでいました。

だけど、大学に通っていても私のコンプレックスは解消されませんでした。だって私は2年も遅れて進学している。周りの子はほとんど年下の子ばかり。

胸の奥で渦巻く劣等感。

私はみんなとは違うんだ…。

はっきりいって当時の私は病んでいました。考えることはいつもネガティブ。こんなに頑張って就職できなかったらどうしよう…。自分の人生を変えたくて進学を決意したのに何も変わらなかったらどうしよう…。

そんな不安が胸の中をグルグルと回り始めました。

私は、他の人とは違う。私は、私。

そうは思っていても、人と自分を比べてしまう。比べた上で自分が不幸だと思ってしまう。私が不幸なのは自業自得だから仕方ない。自分が悪いんだ。

そんなネガティブな気持ちが螺旋を描く。

そんな時、友だちに「トマトちゃんは感受性が豊かなんだよ。だからネガティブな妄想ばっかりしちゃうんだよ。今度はポジティブな妄想をしてみたら？」そう言ってもらいました。

単純な私は、「そうか！私はもっとポジティブな妄想をしたらいいのだな」と思いました。そして私はコツコツとポジティブな妄想を始めました。

当時流行っていた携帯小説。

もちろん本名は明かさず、自分が思い描いた高校生活を小説という物語にして書いてみたのです。

するとどうでしょう。私の理想の高校生活は、小学生や中学生の理想の高校生活と同じだったようで、何万人という読者の方に読んでもらいました。

そして読者の方に感想をもらいました。

「トマトさんの小説を見て、私も高校生活をエンジョイしようと思いました」
「毎日楽しみにしています」

そんな嬉しい声をたくさんいただきました。

なんでしょう。胸の中の真っ黒い渦巻きがどんどん浄化されていくような感覚になりました。

私でも、人に影響を与えられるのだ…と思ったのです。

コンプレックスを解消する方法

それは、自分の得意分野を見つけることだと思うのです。

学歴コンプレックスだから勉強をたくさんする。
体型コンプレックスだからエステに通いまくる。

確かにそれもいいかもしれません。

だけどコンプレックスを解消する方法は、何か一つこれだけは自慢できるということを作ることだと思うのです。それは劣等感をもっている場所とは全く別の部分でもいいのです。

どんなことでも一つだけ自分の得意分野があったら、

「勉強はできないけど、私にはこんな得意分野がある」
「お金はないけど、私にはこんな得意分野がある」

そう思えると、自分に自信をつけることができると思うのです。

コンプレックスを解消させることはとても難しいことです。

だけど、自分が少しでも興味のあること楽しいことを見つけて、それに突き進んでいけば、きっと自分の自信となり自分のことが好きになれると思いました。

ちゃんちゃん♪